スペインの結婚式事情

ゲストからキスで祝福されるスペインの結婚式

スペインは、ヨーロッパのイベリア半島にある国で、リマが首都です。
スペイン人が多くを占めており、スペインの公用語はスペイン語です。
また、国民のほとんどがカトリック教です。

日本と異なる習慣が多数見られるのですが、日に食べる食事の回数が多いことも特徴の一つかもしれません。
日本では、一般的に一日三食ですが、スペインは違います。
食事に対する思いも強いですし、一日に食事を五回摂っています。
朝起きたらすぐに食べるのですが、これを「デサジュノ」と呼びます。

次に、「メリエンダ・メディア・マニャーナ」と呼ばれる軽めの朝食。
そして、2時頃にお昼ごはんとして「アルムエルソ」。
夕方に食べる「メリエンダ」
そして、夜ごはんとして「セナ」があります。

私たち日本人にとって比較的身近な料理は、冷たいスープであるガスパチョや、パエリアなどでしょうか。
このように、食べることが好きで、食べることが大好きな国民であることもあり、結婚式披露宴に用意される料理もとても豪華です。
長時間楽しみながら、結婚をお祝いします。

そんなスペインの結婚式についてですが、こちらはカトリック様式で行われることがほとんどです。
一般的に結婚式が始まるのが夕方で、その後披露宴を行う為、全てが終了するのは夜遅くになります。
ご祝儀は、相場のようなものはなく、自分で好きな金額を用意することになります。
また、これとは異なりますが、教会では寄付を行う習慣がある為、予め少額のお金を用意して出席します。

日本ではない習慣ですが、結婚式に出席したゲストは、新しい人生をスタートする二人にキスをします。
また、日本では結婚指輪は左手の薬指にはめるのですが、スペインでは異なります。
結婚指輪は、右手の薬指にはめます。

また、日本で行われることが多い結納についてですが、スペインには形式ばったこういったものはありません。
その代わりに、両家が集まってお互いの顔を見ながら一緒に食事を楽しむといったことをします。
これで、お互いの家族を紹介することができます。

披露宴は深夜まで続く

スペインの披露宴は、たくさんの人が集まり、美味しいものが数多く用意されます。
また、披露宴が終わった後は、二次会も行われます。
この二次会でも、みんなでダンスをして楽しむことが多いようです。
そのため、深夜まで楽しむことになります。

スペインでは、女性は結婚した後も名前を変えることなく、同じ名前を使うことができます。
また、他に結婚相手のお父さんの姓や、結婚相手のお母さんの姓などを使うなど、姓の選択の自由度が高くなっています。
また、同性婚が可能になっています。

サグラダファミリアなど、有名な京築物もあるスペイン。
日本の結婚式や披露宴との違いも、色々あるようです。