ノルウェーの結婚式事情

事実婚が多いノルウェーの結婚式

ヨーロッパにあるノルウェー。
この国は、福祉国家であることも有名です。
また、人生の満足度が高い国としても知られています。
男女平等といった考え方やシステムも非常に浸透しており、全てにおいてそれが感じられる国でもあります。

他にも、ノルウェーの特徴として、同性婚が認められていることも挙げられます。
自然が多く、多数の世界遺産もあります。
「西ノルウェーフィヨルド群 ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド」をはじめ、「シュトルーヴェの測地弧」や「ウルネスの木造教会 」、「レーロースの鉱山街とその周辺」、「アルタの岩絵」、「ヴェーガ群島」、「ブリッゲン」などがあります。

また、ノルウェーと言えば、美味しいフードも有名です。
サーモンをはじめ、タラやいわし、ニシン、エビなど、様々な海産物を使った美味しい料理が食べられます。
また、他にも、シカやトナカイなどを使った料理も食べることができますし、乳製品も色々なものがあります。
パンを良く食べる習慣があるほか、コーヒーの消費量が非常に高いのも特徴です。

そんなノルウェーですが、籍を入れることなくいわゆる事実婚が多い傾向にあるのも、この国の特徴だと言えるでしょう。
キリスト教が多いこともあり、教会で結婚式を挙げるカップルが多いのですが、日本の結納のようなものはありません。

結婚式に着用するウェディングドレスは、日本の場合はレンタルする人が多いのですが、ノルウェーは違います。
自分用に購入する人がほとんどです。

結婚式では、このウェディングドレスを着たまま一日過ごすことになります。
また、ご祝儀のようなものもありません。
その代わりに、新郎新婦へ必要なものをプレゼントするのが一般的です。

他にも特徴的なのは、結婚指輪をはめる指についてです。
日本を始め多くの国では、特別な指輪である結婚指輪は、左手の薬指にはめることになります。
しかし、ノルウェーはこれとは異なり、右手に結婚指輪をはめます。

披露宴について

ノルウェーでは、結婚式の後に披露宴を行います。
ただし、日本で見られるような大規模なものではなく、アットホームな温かいパーティーを行うのが一般的です。
披露宴の準備のほとんどを、新郎新婦の家族で行うため、費用はあまり高くはありません。
また、披露宴には本当に来てほしい人だけを招待しますので、人数も少なめです。

披露宴は長い時間行われますので、その後に二次会といったことはほとんどありません。
みんなでダンスをして楽しみます。
また、結婚式に自身の子供が出席していることも少なくありません。
家族みんなで、お父さんとお母さんの結婚式を祝うといった感じなのでしょう。