様々な儀式を行うスリランカの結婚式

スリランカは、インド洋にあります。

紅茶が美味しい国でもあるスリランカ。
香りがすばらしく、また飲みやすいと言った良さもあります。
もともとコーヒーを栽培していたスリランカですが、ある年に害虫の大発生によってコーヒーが大打撃を受けることになりました。
当時、紅茶を栽培していたのですが、こちらに力を入れるようになったのです。

また、スリランカでは、スパイスをたっぷりと使った料理や、シーフードやココナッツミルクなどを使った料理も多数あります。

豊かな自然に恵まれており、「シンハラジャ森林保護区」や「スリランカの中央高地」や、「ダンブッラの黄金寺院 」や「聖地アヌラーダプラ」、「古都シーギリヤ 」、「ゴールの旧市街と要塞 」、「古都ポロンナルワ」などの世界遺産があります。
この国の住む人のおよそ7割が、仏教徒です。

そんなスリランカの結婚式は、日本とは異なることが多数あります。
結婚式は、形式を重んじて行われています。
結婚式には、新郎はスーツを着用し、新婦はサリーを着ることになります。
そして、たくさんの記念撮影が行われます。

結婚式が始まると、新郎と新婦はステージに上がります。
そして、新郎が新婦の腰に白い布を巻きます。
これは、新婦の純潔を表す意味があるのだそうです。
また、二人の小指を白い糸で巻き付けて水をかけます。

これもまた、大切な儀式の一つです。
そして、ここが日本とは大きく異なるところなのですが、役所の方がこの会場まで足を運び、そこで婚姻届けにサインをするのを見届けてくれます。
つまり、結婚式を行う日が、役所へ婚姻届けを出す日でもあるということです。
日本では、役所に婚姻届けを出す日と、結婚式を行う日が異なる場合が少なくありません。

結婚式の当時、家を出発する時間は占いによって決まります。
ここもまた、日本にはない習慣です。

指輪の交換をはじめ、新郎から新婦へ首飾りが贈られます。
そして、結婚式の終わりには両親にお祈りをします。
結婚式は、とても大切なものであり特別なもの。
それがよく分かります。

結婚式にかかる費用を見ると、日本の結婚式にかかる費用と比較するとだいぶリーズナブルではありますが、現地の一般的な収入を考えた場合、むしろ日本よりも結婚式にたくさんの費用をかける傾向があることがわかります。

披露宴について

スリランカの披露宴でも、ケーキカットやブッフェスタイルの食事などが用意されます。
日本の披露宴よりも、長時間になることが多く楽しく過ごします。

また、結婚式が終わった終日後には、また自宅に集まってパーティーを行うこともあります。
時代の流れによって、変化してきたこともあるようですが、これは日本も同じなのかもしれません。

結婚式の前日には特別な儀式を行うトルコの結婚式

親日家がたくさんいることでも知られるトルコ。
穏やかで、のんびりしている人が多いのも特徴です。
また、トルコは料理が美味しいことでも有名です。
これは、フランス料理、中華料理と並び、「世界三大料理」とも呼ばれるほどです。

シーフードや羊、ヨーグルトなどを使った料理も多数あります。
また、ヘーゼルナッツやくるみ、ピスタチオなどもよく使われています。
よく伸びるのが特徴のトルコアイス(ドンドゥルマ)も有名です。
他にも、スュトラッチやバクラヴァ、ギュラーチなど、様々なスイーツもあります。

また、トルコでは結婚式に、「デュウン チョルバス」と呼ばれるスープを食べます。
こちらは、ミルクをベースに牛肉を使うスープです。

トルコには、日本の結納にあたるものがあります。
ただし、日本のように皆が緊張しながら行うセレモニーのようなものとは異なります。
結納金についても、新婦の両親が決めるといった習慣があり、ここもまた日本とは異なる点です。

また、ご祝儀についてですが、こちらは金額が決まっていません。
相場というものも、あるようでないようなものかもしれません。

そして、トルコの結婚式の大きな特徴は、結婚式の前の日に「ヘナの夜」と呼ばれる前夜祭があることです。
ヘナの夜では、新婦になる女性の前に、次々に男性が現れて結婚して欲しいと伝えます。
もちろん、女性は断ります。
そして、最後に新郎になる男性が登場し、女性はその新郎になる男性の求婚を受け入れます。

また、新婦になる女性は、結婚式の前日に指を染めます。
そして、支度を済ませるとヘンナの歌を歌います。

トルコの結婚式と披露宴について

トルコの結婚式は、純白のウェディングドレスを着用しません。
代わりに、赤いドレスを着用して登場します。
これには理由があります。
トルコでは、赤色がお祝いの色とされているからです。

結婚式では、引き出物は用意しません。
結婚式にかかる費用は、新郎側で用意します。

また、披露宴についてですが、こちらはとても賑やかなものとなっています。
美味しい料理を食べたり、ダンスをして楽しみます。
ただ、トルコの場合は、披露宴に誰でも参加できるといった珍しい特徴があります。

その為、時に披露宴に数百人もの数の人が集まることもあります。
そして、みんなでワイワイと盛り上がるのです。
そしてこの披露宴は、長い時間続きます。
日本では、長くても3,4時間程度ですが、トルコは深夜まで踊り続けるのが一般的です。

トルコでは、女性は15歳になると結婚することができますし、男性の場合は17歳になると結婚することができます。
最近は、都市部になるほど結婚する年齢が上がっているのだそうです。

事実婚が多いノルウェーの結婚式

ヨーロッパにあるノルウェー。
この国は、福祉国家であることも有名です。
また、人生の満足度が高い国としても知られています。
男女平等といった考え方やシステムも非常に浸透しており、全てにおいてそれが感じられる国でもあります。

他にも、ノルウェーの特徴として、同性婚が認められていることも挙げられます。
自然が多く、多数の世界遺産もあります。
「西ノルウェーフィヨルド群 ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド」をはじめ、「シュトルーヴェの測地弧」や「ウルネスの木造教会 」、「レーロースの鉱山街とその周辺」、「アルタの岩絵」、「ヴェーガ群島」、「ブリッゲン」などがあります。

また、ノルウェーと言えば、美味しいフードも有名です。
サーモンをはじめ、タラやいわし、ニシン、エビなど、様々な海産物を使った美味しい料理が食べられます。
また、他にも、シカやトナカイなどを使った料理も食べることができますし、乳製品も色々なものがあります。
パンを良く食べる習慣があるほか、コーヒーの消費量が非常に高いのも特徴です。

そんなノルウェーですが、籍を入れることなくいわゆる事実婚が多い傾向にあるのも、この国の特徴だと言えるでしょう。
キリスト教が多いこともあり、教会で結婚式を挙げるカップルが多いのですが、日本の結納のようなものはありません。

結婚式に着用するウェディングドレスは、日本の場合はレンタルする人が多いのですが、ノルウェーは違います。
自分用に購入する人がほとんどです。

結婚式では、このウェディングドレスを着たまま一日過ごすことになります。
また、ご祝儀のようなものもありません。
その代わりに、新郎新婦へ必要なものをプレゼントするのが一般的です。

他にも特徴的なのは、結婚指輪をはめる指についてです。
日本を始め多くの国では、特別な指輪である結婚指輪は、左手の薬指にはめることになります。
しかし、ノルウェーはこれとは異なり、右手に結婚指輪をはめます。

披露宴について

ノルウェーでは、結婚式の後に披露宴を行います。
ただし、日本で見られるような大規模なものではなく、アットホームな温かいパーティーを行うのが一般的です。
披露宴の準備のほとんどを、新郎新婦の家族で行うため、費用はあまり高くはありません。
また、披露宴には本当に来てほしい人だけを招待しますので、人数も少なめです。

披露宴は長い時間行われますので、その後に二次会といったことはほとんどありません。
みんなでダンスをして楽しみます。
また、結婚式に自身の子供が出席していることも少なくありません。
家族みんなで、お父さんとお母さんの結婚式を祝うといった感じなのでしょう。