日取りは占いで決めるタイの結婚式

東南アジアにある、優しくて親切な人が多いことでも有名なタイ。
ほほえみの国と言われることもあるほど、笑顔が多い国でもあります。
また、日本をはじめ観光客もとても多く、観光に力を入れている国でもあります。

多くがタイ人であり、この他に華人なども暮らしています。
農業が盛んである他、フルーツが豊富であることでも有名で、マンゴーやドリアンなども人気。
また、日本人の中にもタイ料理が好きな方は多いですが、酸味があるスープ「トムヤムクン」や「パッタイ」、「カオマンガイ」、「タイスキ」などが有名です。
調味料は、ナンプラーなどをよく使います。

また、タイは仏教徒が多いのも特徴です。

そんなタイの結婚式ですが、特徴として儀式をとても大切にすることが挙げられます。
日本では、結納をする人もいますししない人もいます。
また、結婚式や披露宴をする人もいますし、しないで籍だけを入れる方もいます。
しかし、タイではこういったことを一つ大切に行います。

結婚式の日取りは、占いで決めることが多いとのこと。
まずは、両親への挨拶が始まり、次に結納が始まります。
結納の儀式では、結納金も用意し、新郎から新婦へと渡されます。
金額については人それぞれで、この他に結婚指輪やゴールド製のアクセサリーなどが贈られます。

無事に結納が終了したら、記念撮影をたくさん撮ります。

結婚式は、多くの場合新婦の家で行われるか、或いはホテルなどを利用して行われることになります。
結婚式は仏教式で行われる為、多数の僧侶に来てもらい、そこで行うことになります。

カジュアルに楽しむ披露宴

タイでは結婚式が終わると、次に披露宴が行われます。
これは、日本と同じ習慣です。
出席者は、必ずしもスーツを着用することはなく、場合によってはもっとカジュアルな服装で出席する人もいます。
また、披露宴の内容についてですが、こちらはほぼ日本の披露宴と同じだと思っていて良いでしょう。

タイでは、ご祝儀を用意する習慣があります。
また、披露宴では、ケーキカットもありますしウェディングトスなどもあります。
ごちそうが用意され、みんなで食べたり飲んだりダンスをしたりしながら楽しみます。

しかしながら、大きく異なることがあります。
それは、披露宴に招待するゲストの数が非常に多いことです。

日本の場合、個人差がありますが、披露宴に招待する人数はだいたい100~200人くらいが多いと思います。
しかしながら、タイではゲストがとても多く、場合によっては800人以上になることもあるようです。
縁のある多くの人が集まって、結婚を祝い楽しむというのが、タイの結婚式の特徴なのでしょう。

披露宴の後は、二次会が行われます。

しきたりがあるカンボジアの結婚式

「アンコールワット」や、「プレアヴィヒア寺院」などが有名のカンボジア。
また、「カンボジアの王宮古典舞踊」や、「クメールの影絵劇」なども有名です。
水田などを中心に農業が発展してる他、漁業や林業などもまた、この国の主要産業です。
多くが、クメール人を占めており、華人やベトナム人などが暮らしています。

カンボジアは、インドシナ半島の南部にある国で、美味しいフルーツが豊富であることも有名です。
マンゴスチンやドリアン、パイナップル、パパイヤ、マンゴーなども人気のフルーツです。
また、スパイスを使った料理や肉料理、魚料理、野菜を使った料理など色々ある他、日本では食べる習慣がない節足動物なども料理されることがあるのだそうです。
ですから、現地に行ってびっくりする方もいるかもしれません。

そんなカンボジアの結婚式ですが、日本とは異なる習慣がたくさんあります。
伝統や習慣をとても大切にする国でもあり、結婚した後も日本と異なる点が色々あります。
結婚式について日本と異なる点の一つは、結婚相手は、母親が選ぶことにあります。
日本もかつては、結婚相手を本人ではなく親が探したり決定することが多かったのですが、現在は結婚したい本人が自由に相手を探したり選んだりすることができます。

しかしながら、カンボジアでも時代と共に変化を見せている部分もあり、好きな相手との結婚を選ぶ人も多くなってきているのだそうです。
また、日本では結婚した後も自由に実家に帰ったりそこに宿泊することができますが、カンボジアでは違います。
カンボジアでは、結婚すると新郎が新婦のお宅に入る儀式が行われるのですが、その後は自由に実家に泊まることができなくなります。

賑やかに踊って祝う結婚式と披露宴

結婚式は、親族を集めて新婦の家で行われます。
そして、いわゆる結納金を新婦の家に払います。
その後、披露宴となります。
ここでは、たくさんのごちそうが出され、長い間みんなで楽しみお祝いします。

場合によっては300人近いたくさんの人が集まるので、大規模な非常に大きなパーティーになります。
この披露宴には、参加したいと思う人が自由に参加できます。
ここもまた、日本とは異なる点だと言えるでしょう。
また、新郎新婦もみんなと一緒になってダンスをします。

とにかくとても賑やかなパーティーです。
集まった人たちが、たくさん食べて飲んで、踊ったり会話をしたりと、まるでお祭りのよう。
ご祝儀は、だいたい10ドル~20ドル程度が一般的です。
結婚式は、1月~4月の田んぼの世話があまり忙しくない時に行うのがほとんどです。

日本とは、異なる文化、習慣、しきたりなどがたくさんありますが、それでも二人のスタートを祝う気持ちは同じです。

ゲストからキスで祝福されるスペインの結婚式

スペインは、ヨーロッパのイベリア半島にある国で、リマが首都です。
スペイン人が多くを占めており、スペインの公用語はスペイン語です。
また、国民のほとんどがカトリック教です。

日本と異なる習慣が多数見られるのですが、日に食べる食事の回数が多いことも特徴の一つかもしれません。
日本では、一般的に一日三食ですが、スペインは違います。
食事に対する思いも強いですし、一日に食事を五回摂っています。
朝起きたらすぐに食べるのですが、これを「デサジュノ」と呼びます。

次に、「メリエンダ・メディア・マニャーナ」と呼ばれる軽めの朝食。
そして、2時頃にお昼ごはんとして「アルムエルソ」。
夕方に食べる「メリエンダ」
そして、夜ごはんとして「セナ」があります。

私たち日本人にとって比較的身近な料理は、冷たいスープであるガスパチョや、パエリアなどでしょうか。
このように、食べることが好きで、食べることが大好きな国民であることもあり、結婚式披露宴に用意される料理もとても豪華です。
長時間楽しみながら、結婚をお祝いします。

そんなスペインの結婚式についてですが、こちらはカトリック様式で行われることがほとんどです。
一般的に結婚式が始まるのが夕方で、その後披露宴を行う為、全てが終了するのは夜遅くになります。
ご祝儀は、相場のようなものはなく、自分で好きな金額を用意することになります。
また、これとは異なりますが、教会では寄付を行う習慣がある為、予め少額のお金を用意して出席します。

日本ではない習慣ですが、結婚式に出席したゲストは、新しい人生をスタートする二人にキスをします。
また、日本では結婚指輪は左手の薬指にはめるのですが、スペインでは異なります。
結婚指輪は、右手の薬指にはめます。

また、日本で行われることが多い結納についてですが、スペインには形式ばったこういったものはありません。
その代わりに、両家が集まってお互いの顔を見ながら一緒に食事を楽しむといったことをします。
これで、お互いの家族を紹介することができます。

披露宴は深夜まで続く

スペインの披露宴は、たくさんの人が集まり、美味しいものが数多く用意されます。
また、披露宴が終わった後は、二次会も行われます。
この二次会でも、みんなでダンスをして楽しむことが多いようです。
そのため、深夜まで楽しむことになります。

スペインでは、女性は結婚した後も名前を変えることなく、同じ名前を使うことができます。
また、他に結婚相手のお父さんの姓や、結婚相手のお母さんの姓などを使うなど、姓の選択の自由度が高くなっています。
また、同性婚が可能になっています。

サグラダファミリアなど、有名な京築物もあるスペイン。
日本の結婚式や披露宴との違いも、色々あるようです。