固定概念を無くした結婚式

さまざまな結婚式の中でも、和の雰囲気をモチーフにしたものや、西洋の教会をイメージしたものなど、ある程度中心となる物が存在します。
しかし、そういった固定概念をまったく無くした結婚式の存在をご存じでしょうか。

ヘンテコウェディングと呼ばれるこの結婚式は、招待状をもらった時や入場する時から、通常の結婚式とは異なります。
目隠しをしながら、まるで絵本の中に入り込むような式場に案内されるので、はじめはとても驚くことでしょう。

新郎新婦が参列者をサプライズ

もちろんヘンテコな部分は入場だけではありません。
式の最中でも、参列者を驚かせるような仕掛けが多数存在しています。

例えば、食事の最中も目隠しを外さず、まるで暗闇の中で食事をするような感覚で料理を楽しむという、少しお茶目な楽しみが詰められてます。
目隠しを取る前と取った後、それぞれ味の感じ方も異なるため、一つで二重に楽しめる披露宴になっています。

また司会や新郎新婦の衣装も通常の結婚式とは異なり、ピエロや妖精のような格好をして式を盛り上げます。
一瞬結婚式場にいる感覚を失ってしまうほど、サプライズがたくさん押し寄せてくることでしょう。

お芝居の一つとして

肝心の式の内容にも、ちょっとしたこだわりが詰められています。
手品のような形で突然消えたと思ったら、天井からコンニチワ、なんてどっきりを行うなど、お芝居の一つとしてシナリオを通じながら進行していきます。

新郎新婦はもちろん、参列者の方々も思い出に強く残るような内容になっているため、最近では固定概念を無くした結婚式のあり方に注目が集まっています。
手品などを行う場合には事前に練習が必要となりますが、その分本番で盛り上がれば、より思い出深い式になるでしょう。

まるで屋外にいるようなお花の空間

インサイドガーデンウェディングというウェディングスタイルをご存知でしょうか。
ウェディングにお花はつきものですが、インサイドガーデンウェディングの場合は本当にお花がテーマの結婚式といって過言ではないでしょう。

インサイドガーデン

けれど、お花や木を取り入れたウェディングの場合、都心や完全屋内では難しいのではないかと思われるかも知れません。
そこはフラワーアーティストやスタッフの腕の見せどころではないでしょうか。

都心でのウェディングでも、完全屋内のウェディングでも、インサイドガーデンウェディングは十分に楽しめます。
普段からお花に囲まれるのが好きなカップルはもちろんですが、癒しのある優しい空間、お花の華やかさのある空間での挙式や披露宴を希望するカップルにも好まれるウェディングスタイルではないでしょうか。

素敵な工夫が随所に見られるウェディング

インサイドガーデンウェディングは、ただお花がたくさんのウェディングというだけではなく、随所に細やかな工夫が見られるのも魅力の一つです。
お花に囲まれたウェルカムボードや、ソファは可愛らしい印象です。
白いアーチに緑の葉や白い花を飾り付けた祭壇での挙式は、屋内での挙式ということをゲストも忘れてしまうかも知れません。

こんなウェディングにしたい、というカップルのイメージが反映されやすいのもインサイドガーデンウェディングの特徴です。
特に新郎新婦がお花が好きであるとか、お花に詳しいといった場合には、お花を選ぶ際にも、さまざまな演出やより希望に沿ったイメージを考えるのではないでしょうか。

インサイドガーデンウェディングは、披露宴会場のゲストのテーブルにお花を飾る際にも、ピンクをモチーフにしたお花をテーブルごとに違ったアレンジの仕方で飾ったり、透明の細長い花瓶に木を飾ったり、アーチ型にアレンジしたお花や、小物を取り入れてのお花の飾り付けたものなど、さまざまです。

飾られた木やお花と、テーブルにセットされているグラスや食器の融合された空間も、着席したゲストを楽しませてくれるのではないでしょうか。
他にもキャンドルやリボンを用いたインサイドガーデンウェディングの演出もありますし、テーブルだけではなく、壁側や会場の至るところに可愛らしい小物を用いた手法などで、お花や木が飾られています。

インサイドガーデンウェディングのようにお花に囲まれてのウェディングは、ゲストも初めてということが多いかも知れません。
普段あまりお花に興味のない場合でも、インサイドガーデンウェディングを通して、お花の美しさや癒しに興味も持つこともあるのではないでしょうか。

夕方スタートのウェディング

ナイトウェディングは、夕方から挙式する結婚式です。
一般的には日中に挙式するカップルが多いですが、ナイトウェディングを希望するカップルも多いですし、ナイトウェディングにゲストとして参加し、感動した方や、日中のウェディングとはまた違ったよさを感じた方も多いようです。

挙式、披露宴での演出はキャンドルやイルミネーションが会場や庭を彩り、夜のウェディングならではの美しさを醸し出してくれます。
温かな明かりの灯される式場での挙式は、昼間の光溢れる式場での挙式とはまた違った魅力がありますね。

挙式する会場の庭園の小道や、ホテルの階段の両側をキャンドルやイルミネーションで飾った幻想的な演出も多くあります。
夕暮れ時の空をバッグにしたウェディングドレスでの撮影も素敵ですね。
披露宴の最後に花火の演出を取り入れられるもの、ナイトウェディングの魅力だといえます。
祝福される主役の二人はもちろんですが、訪れたゲストにとっても嬉しい演出ですね。

ナイトウェディングのメリット

日中のウェディングの場合、多くが土曜日、日曜日、祝日などに行われます。
新郎新婦の他、着物で出席するゲストや美容室でセットするゲストも早くからの準備が必要です。
そういった点で、ナイトウェディングは、午後までの時間が比較的自由に使えます。

ゲストも挙式の時間に合わせ、それまで出勤することも可能です。
ナイトウェディングでは、挙式、披露宴の日に主役の二人の他、ゲストも一日のスケジュールが結婚式のみで占められないのが大きなメリットといえるかも知れません。

また、ナイトウェディングは平日での挙式、披露宴も可能です。
金曜日の夜であれば、翌日が休日になっているゲストが多いことから、披露宴の後の二次会も堪能できます。

披露宴がディナータイムの頃になるのも、ゲストにとっていいのではないでしょうか。
平日のウェディングの場合、費用が割引になる式場も多いですので、チェックしてみるとよいのではないでしょうか。
また、憧れのホテルからの夜景が素敵だからそのホテルでのナイトウェディングを、というケースや、キャンドルの明かりに灯された披露宴にしたいというケースなどのさまざまな希望により、ナイトウェディングは選ばれています。

ナイトウェディングでの時間配分

ナイトウェディングは夕方の五時、六時がスタートが一般的です。
ゲストにとってメリットの多い開始時間ですが、挙式、披露宴の後の二次会に参加できるか、という点や、遠方からのゲストの場合は帰りの時間の心配も予想されます。
披露宴の終了時間が少しずれこむことも考え、翌日が休日の場合は宿泊するためのホテルの手配なども必要になるかも知れませんので、ゲストの都合を事前に確認しておけるとよいのではないでしょうか。

ナイトウェディング