結婚式の前日には特別な儀式を行うトルコの結婚式

親日家がたくさんいることでも知られるトルコ。
穏やかで、のんびりしている人が多いのも特徴です。
また、トルコは料理が美味しいことでも有名です。
これは、フランス料理、中華料理と並び、「世界三大料理」とも呼ばれるほどです。

シーフードや羊、ヨーグルトなどを使った料理も多数あります。
また、ヘーゼルナッツやくるみ、ピスタチオなどもよく使われています。
よく伸びるのが特徴のトルコアイス(ドンドゥルマ)も有名です。
他にも、スュトラッチやバクラヴァ、ギュラーチなど、様々なスイーツもあります。

また、トルコでは結婚式に、「デュウン チョルバス」と呼ばれるスープを食べます。
こちらは、ミルクをベースに牛肉を使うスープです。

トルコには、日本の結納にあたるものがあります。
ただし、日本のように皆が緊張しながら行うセレモニーのようなものとは異なります。
結納金についても、新婦の両親が決めるといった習慣があり、ここもまた日本とは異なる点です。

また、ご祝儀についてですが、こちらは金額が決まっていません。
相場というものも、あるようでないようなものかもしれません。

そして、トルコの結婚式の大きな特徴は、結婚式の前の日に「ヘナの夜」と呼ばれる前夜祭があることです。
ヘナの夜では、新婦になる女性の前に、次々に男性が現れて結婚して欲しいと伝えます。
もちろん、女性は断ります。
そして、最後に新郎になる男性が登場し、女性はその新郎になる男性の求婚を受け入れます。

また、新婦になる女性は、結婚式の前日に指を染めます。
そして、支度を済ませるとヘンナの歌を歌います。

トルコの結婚式と披露宴について

トルコの結婚式は、純白のウェディングドレスを着用しません。
代わりに、赤いドレスを着用して登場します。
これには理由があります。
トルコでは、赤色がお祝いの色とされているからです。

結婚式では、引き出物は用意しません。
結婚式にかかる費用は、新郎側で用意します。

また、披露宴についてですが、こちらはとても賑やかなものとなっています。
美味しい料理を食べたり、ダンスをして楽しみます。
ただ、トルコの場合は、披露宴に誰でも参加できるといった珍しい特徴があります。

その為、時に披露宴に数百人もの数の人が集まることもあります。
そして、みんなでワイワイと盛り上がるのです。
そしてこの披露宴は、長い時間続きます。
日本では、長くても3,4時間程度ですが、トルコは深夜まで踊り続けるのが一般的です。

トルコでは、女性は15歳になると結婚することができますし、男性の場合は17歳になると結婚することができます。
最近は、都市部になるほど結婚する年齢が上がっているのだそうです。

事実婚が多いノルウェーの結婚式

ヨーロッパにあるノルウェー。
この国は、福祉国家であることも有名です。
また、人生の満足度が高い国としても知られています。
男女平等といった考え方やシステムも非常に浸透しており、全てにおいてそれが感じられる国でもあります。

他にも、ノルウェーの特徴として、同性婚が認められていることも挙げられます。
自然が多く、多数の世界遺産もあります。
「西ノルウェーフィヨルド群 ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド」をはじめ、「シュトルーヴェの測地弧」や「ウルネスの木造教会 」、「レーロースの鉱山街とその周辺」、「アルタの岩絵」、「ヴェーガ群島」、「ブリッゲン」などがあります。

また、ノルウェーと言えば、美味しいフードも有名です。
サーモンをはじめ、タラやいわし、ニシン、エビなど、様々な海産物を使った美味しい料理が食べられます。
また、他にも、シカやトナカイなどを使った料理も食べることができますし、乳製品も色々なものがあります。
パンを良く食べる習慣があるほか、コーヒーの消費量が非常に高いのも特徴です。

そんなノルウェーですが、籍を入れることなくいわゆる事実婚が多い傾向にあるのも、この国の特徴だと言えるでしょう。
キリスト教が多いこともあり、教会で結婚式を挙げるカップルが多いのですが、日本の結納のようなものはありません。

結婚式に着用するウェディングドレスは、日本の場合はレンタルする人が多いのですが、ノルウェーは違います。
自分用に購入する人がほとんどです。

結婚式では、このウェディングドレスを着たまま一日過ごすことになります。
また、ご祝儀のようなものもありません。
その代わりに、新郎新婦へ必要なものをプレゼントするのが一般的です。

他にも特徴的なのは、結婚指輪をはめる指についてです。
日本を始め多くの国では、特別な指輪である結婚指輪は、左手の薬指にはめることになります。
しかし、ノルウェーはこれとは異なり、右手に結婚指輪をはめます。

披露宴について

ノルウェーでは、結婚式の後に披露宴を行います。
ただし、日本で見られるような大規模なものではなく、アットホームな温かいパーティーを行うのが一般的です。
披露宴の準備のほとんどを、新郎新婦の家族で行うため、費用はあまり高くはありません。
また、披露宴には本当に来てほしい人だけを招待しますので、人数も少なめです。

披露宴は長い時間行われますので、その後に二次会といったことはほとんどありません。
みんなでダンスをして楽しみます。
また、結婚式に自身の子供が出席していることも少なくありません。
家族みんなで、お父さんとお母さんの結婚式を祝うといった感じなのでしょう。

結納は高額?パプアニューギニアの結婚式

南太平洋にある国、パプアニューギニア。
ここには、自然が多く残されており、今も様々な民族が暮らしていると言われています。
ポリネシア人やネグリト人、メラネシア人、パプア人、ミクロネシア人などこの他にも多数の民族が暮らしています。
また、国多くの人がキリスト教徒です。

日本では、結婚することになると結納をすることが多いのですが、パプアニューギニアでもそれに似たようなものがあります。
しかしながら、日本とは感覚が異なっていると言えるかもしれません。
日本では、結納よりも結婚式や披露宴にかかる費用の方が圧倒的に高額になりますが、パプアニューギニアでは違います。
結納にかかる費用の方が多くなる理由は、色々あります。

一つは、結婚式にかかる費用がとても安いということが挙げられます。
パプアニューギニアでは、都市に住む人の場合は教会などで結婚式を挙げる人もいますが、数はごく僅かでほとんどいません。
また、農村部では村をあげて二人の結婚式の準備をしてくれます。
結婚式の準備やゲストへの料理なども用意します。

これが、新郎と新婦へのご祝儀といった意味合いもあるのでしょう。
このように、結婚式を挙げる場合、その多くの費用や労力はお互い様で行われているので、ほとんど必要ないのです。

また、結婚式の費用よりも結納にかかる費用の方が高くなり理由には、結婚する場合、新婦の家から高額な結納金を請求されることがあることも挙げられます。
何らかの理由を付けて高額な金額を要求されることもあり、場合によってはそのお金を作る為、新郎は長い間都会で働かなければならないこともあります。
また、地域によっては、結納金と代わりに豚を数頭用意することもあります。
パプアニューギニアでは、豚は高価な動物と認識されています。

文化と伝統を重んじる結婚式や披露宴

パプアニューギニアでは、結婚式には、草で作られたものを身に着けて、独特のメイクを施して行われます。
披露宴に入ると、みんなでごちそうを食べたりお酒をンダリしながら、ダンスを楽しみ過ごします。
豪華な食事を用意してもらえるので、ワクワクしながら待っている方も少なくありません。

また、結婚式も披露宴も、住んでいる地域によって大きく異なっています。
都会に暮す人たちは、西洋の文化も少しずつ取り入れられているようです。
しかしながら、田舎の方では今でも昔の伝統を重んじた儀式が行われているところもあります。

日本の結婚式や披露宴と比べると、違う点がたくさんあるように感じますが、それでもこの日をみんなで祝いゲストをもてなしたいという気持ちは同じように感じます。
美しい自然が広がっているパプアニューギニア。
結婚した後は、その地域に伝わるルールにのっとって新婚生活が始まるようにです。