しきたりがあるカンボジアの結婚式

「アンコールワット」や、「プレアヴィヒア寺院」などが有名のカンボジア。
また、「カンボジアの王宮古典舞踊」や、「クメールの影絵劇」なども有名です。
水田などを中心に農業が発展してる他、漁業や林業などもまた、この国の主要産業です。
多くが、クメール人を占めており、華人やベトナム人などが暮らしています。

カンボジアは、インドシナ半島の南部にある国で、美味しいフルーツが豊富であることも有名です。
マンゴスチンやドリアン、パイナップル、パパイヤ、マンゴーなども人気のフルーツです。
また、スパイスを使った料理や肉料理、魚料理、野菜を使った料理など色々ある他、日本では食べる習慣がない節足動物なども料理されることがあるのだそうです。
ですから、現地に行ってびっくりする方もいるかもしれません。

そんなカンボジアの結婚式ですが、日本とは異なる習慣がたくさんあります。
伝統や習慣をとても大切にする国でもあり、結婚した後も日本と異なる点が色々あります。
結婚式について日本と異なる点の一つは、結婚相手は、母親が選ぶことにあります。
日本もかつては、結婚相手を本人ではなく親が探したり決定することが多かったのですが、現在は結婚したい本人が自由に相手を探したり選んだりすることができます。

しかしながら、カンボジアでも時代と共に変化を見せている部分もあり、好きな相手との結婚を選ぶ人も多くなってきているのだそうです。
また、日本では結婚した後も自由に実家に帰ったりそこに宿泊することができますが、カンボジアでは違います。
カンボジアでは、結婚すると新郎が新婦のお宅に入る儀式が行われるのですが、その後は自由に実家に泊まることができなくなります。

賑やかに踊って祝う結婚式と披露宴

結婚式は、親族を集めて新婦の家で行われます。
そして、いわゆる結納金を新婦の家に払います。
その後、披露宴となります。
ここでは、たくさんのごちそうが出され、長い間みんなで楽しみお祝いします。

場合によっては300人近いたくさんの人が集まるので、大規模な非常に大きなパーティーになります。
この披露宴には、参加したいと思う人が自由に参加できます。
ここもまた、日本とは異なる点だと言えるでしょう。
また、新郎新婦もみんなと一緒になってダンスをします。

とにかくとても賑やかなパーティーです。
集まった人たちが、たくさん食べて飲んで、踊ったり会話をしたりと、まるでお祭りのよう。
ご祝儀は、だいたい10ドル~20ドル程度が一般的です。
結婚式は、1月~4月の田んぼの世話があまり忙しくない時に行うのがほとんどです。

日本とは、異なる文化、習慣、しきたりなどがたくさんありますが、それでも二人のスタートを祝う気持ちは同じです。

ゲストからキスで祝福されるスペインの結婚式

スペインは、ヨーロッパのイベリア半島にある国で、リマが首都です。
スペイン人が多くを占めており、スペインの公用語はスペイン語です。
また、国民のほとんどがカトリック教です。

日本と異なる習慣が多数見られるのですが、日に食べる食事の回数が多いことも特徴の一つかもしれません。
日本では、一般的に一日三食ですが、スペインは違います。
食事に対する思いも強いですし、一日に食事を五回摂っています。
朝起きたらすぐに食べるのですが、これを「デサジュノ」と呼びます。

次に、「メリエンダ・メディア・マニャーナ」と呼ばれる軽めの朝食。
そして、2時頃にお昼ごはんとして「アルムエルソ」。
夕方に食べる「メリエンダ」
そして、夜ごはんとして「セナ」があります。

私たち日本人にとって比較的身近な料理は、冷たいスープであるガスパチョや、パエリアなどでしょうか。
このように、食べることが好きで、食べることが大好きな国民であることもあり、結婚式披露宴に用意される料理もとても豪華です。
長時間楽しみながら、結婚をお祝いします。

そんなスペインの結婚式についてですが、こちらはカトリック様式で行われることがほとんどです。
一般的に結婚式が始まるのが夕方で、その後披露宴を行う為、全てが終了するのは夜遅くになります。
ご祝儀は、相場のようなものはなく、自分で好きな金額を用意することになります。
また、これとは異なりますが、教会では寄付を行う習慣がある為、予め少額のお金を用意して出席します。

日本ではない習慣ですが、結婚式に出席したゲストは、新しい人生をスタートする二人にキスをします。
また、日本では結婚指輪は左手の薬指にはめるのですが、スペインでは異なります。
結婚指輪は、右手の薬指にはめます。

また、日本で行われることが多い結納についてですが、スペインには形式ばったこういったものはありません。
その代わりに、両家が集まってお互いの顔を見ながら一緒に食事を楽しむといったことをします。
これで、お互いの家族を紹介することができます。

披露宴は深夜まで続く

スペインの披露宴は、たくさんの人が集まり、美味しいものが数多く用意されます。
また、披露宴が終わった後は、二次会も行われます。
この二次会でも、みんなでダンスをして楽しむことが多いようです。
そのため、深夜まで楽しむことになります。

スペインでは、女性は結婚した後も名前を変えることなく、同じ名前を使うことができます。
また、他に結婚相手のお父さんの姓や、結婚相手のお母さんの姓などを使うなど、姓の選択の自由度が高くなっています。
また、同性婚が可能になっています。

サグラダファミリアなど、有名な京築物もあるスペイン。
日本の結婚式や披露宴との違いも、色々あるようです。

様々な儀式を行うスリランカの結婚式

スリランカは、インド洋にあります。

紅茶が美味しい国でもあるスリランカ。
香りがすばらしく、また飲みやすいと言った良さもあります。
もともとコーヒーを栽培していたスリランカですが、ある年に害虫の大発生によってコーヒーが大打撃を受けることになりました。
当時、紅茶を栽培していたのですが、こちらに力を入れるようになったのです。

また、スリランカでは、スパイスをたっぷりと使った料理や、シーフードやココナッツミルクなどを使った料理も多数あります。

豊かな自然に恵まれており、「シンハラジャ森林保護区」や「スリランカの中央高地」や、「ダンブッラの黄金寺院 」や「聖地アヌラーダプラ」、「古都シーギリヤ 」、「ゴールの旧市街と要塞 」、「古都ポロンナルワ」などの世界遺産があります。
この国の住む人のおよそ7割が、仏教徒です。

そんなスリランカの結婚式は、日本とは異なることが多数あります。
結婚式は、形式を重んじて行われています。
結婚式には、新郎はスーツを着用し、新婦はサリーを着ることになります。
そして、たくさんの記念撮影が行われます。

結婚式が始まると、新郎と新婦はステージに上がります。
そして、新郎が新婦の腰に白い布を巻きます。
これは、新婦の純潔を表す意味があるのだそうです。
また、二人の小指を白い糸で巻き付けて水をかけます。

これもまた、大切な儀式の一つです。
そして、ここが日本とは大きく異なるところなのですが、役所の方がこの会場まで足を運び、そこで婚姻届けにサインをするのを見届けてくれます。
つまり、結婚式を行う日が、役所へ婚姻届けを出す日でもあるということです。
日本では、役所に婚姻届けを出す日と、結婚式を行う日が異なる場合が少なくありません。

結婚式の当時、家を出発する時間は占いによって決まります。
ここもまた、日本にはない習慣です。

指輪の交換をはじめ、新郎から新婦へ首飾りが贈られます。
そして、結婚式の終わりには両親にお祈りをします。
結婚式は、とても大切なものであり特別なもの。
それがよく分かります。

結婚式にかかる費用を見ると、日本の結婚式にかかる費用と比較するとだいぶリーズナブルではありますが、現地の一般的な収入を考えた場合、むしろ日本よりも結婚式にたくさんの費用をかける傾向があることがわかります。

披露宴について

スリランカの披露宴でも、ケーキカットやブッフェスタイルの食事などが用意されます。
日本の披露宴よりも、長時間になることが多く楽しく過ごします。

また、結婚式が終わった終日後には、また自宅に集まってパーティーを行うこともあります。
時代の流れによって、変化してきたこともあるようですが、これは日本も同じなのかもしれません。